1. 模擬ブライダルプロジェクト|特別授業:障がい者福祉の学びと車椅子誘導・ブラインドウォーク体験を実施

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模擬ブライダルプロジェクト|特別授業:障がい者福祉の学びと車椅子誘導・ブラインドウォーク体験を実施

    

2025年618日(水)高崎商科大学短期大学部 経営学科、森川幸紀雄教授担当科目の『模擬ブライダルプロジェクト』では、高崎市社会福祉協議会の伊藤係長、片山様、金子様をお招きして「障がい者福祉について学び、身体障がい者の方々への理解を深めるための車椅子乗車や誘導、視覚障がい者の「見えない・見えにくい」を体験するブラインドウォーク及びガイド体験を実施。

講演では、"福祉"にどんな意味があるのか、法的制度や仕組みについての説明をしていただき、大切なのは私達の意識であるとご指導をいただきました。また、障がい者分野における歴史では、特にノーマライゼーション(デンマークのバンク・ミケルセン)、ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)など、共生社会を目指すためには①思いやりの力②繋がる力③支え合う力などが重要な力であることを学びました。

その後は、普段乗ることのない車椅子の乗車とその誘導を2人ずつチームになり、キャンパスにあるスロープでの自走、段差での誘導、声掛けの体験。参加学生達は車椅子の操作や誘導の難しさを感じながらも、「実際に乗って操作の難しさを体験できた」「誘導する時の声掛けの重要性を実感できた」などの感想がありました。

またブラインドウォーク体験では、アイマスク(目隠し)をして5メートル先の椅子に座ることが出来るよう誘導者はどのような声掛けをおこなうのがよいか学びました。

さらに視覚障がい者の「見えない」を体験するため、誘導者と腕を組み声掛けのもと階段の昇り降りを体験。参加者学生達は、見えない不安や補助の心配をしながらも次第に声を掛け合うことに慣れ「誘導者を信頼して昇り降り出来た」「誘導者がいなければ怖くて一歩も動けないと思った」など実体験による感想をもつことができました。

今回の貴重な学びを活かし今年度の『模擬ブライダルプロジェクト』では、"視覚障がい者の方も楽しむことのできる挙式披露宴"とはどのようなものかというテーマについて考え、ホスピタリティスキルの向上を目指していきます。

最後にこの貴重な講演や体験させていただいた高崎市社会福祉協議会の伊藤係長、片山様、金子様には心から感謝申し上げます。

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