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９月２５日（日）高崎商科大学短期大学部の１年生が、「世界文化遺産 富岡製糸場 『国宝・西置繭所』」にて「模擬ブライダル」を開催しました。

今回の模擬ブライダルのテーマは『ウクライナと富岡でひまわりの様なまっすぐな愛を誓う～平和、希望、愛を発信するセレモニー～』

ウクライナ留学生と本学学生による、本学では初の国際結婚を想定した「模擬ブライダル」は、衣装・装飾等にウクライナの文化を取り入れるなど、異文化理解を目的としたブライダルとなりました。

今回参加いただいたウクライナ留学生は、2022年6月にホテル・ブライダルコースのゼミにて実施した「ウクライナ留学生との交流会」の際に本学学生と交流いただいた留学生であり、自国の戦禍を逃れ日本に避難してきたウクライナ留学生に少しでも笑顔になって欲しいという思いも込めて、交流会後も両学生で「模擬ブライダル」の準備を進めてきました。

24日（土）のリハーサルでは、台風の接近もあり実施が危ぶまれましたが、学生たちの思いが通じ、無事に準備を進めることが出来ました。


＃事前準備　＃担当チームで念入りに打ち合わせ　＃初めてのインカム、音響設備

そして、２５日（日）の本番では、半年間学生たちが話し合いを重ね、一から作り上げた学修成果を成功のうちに見ることが出来ました。自分たちで企画した挙式・披露宴を世界遺産である富岡製糸場で実施できたこと、現役のプロのブライダルプランナーに直接指導を受けながら進めることが出来たことは、学生たちの今後の人生において、大きな糧になるかと思います。


＃挙式　＃牧師は担当教員　＃指輪交換　＃学生カメラマン


＃学生アテンダーが新郎新婦をしっかりサポート


＃挙式から披露宴まで20分！　＃段取り良く準備　＃ヘアメイクもプロに教わりながら


＃挙式　＃ゼリータワー　＃乾杯はジンジャーエール


＃カラードレスはウクライナカーラの青　＃ヒマワリはウクライナ国花です　＃余興もばっちり

以下、参加学生やウクライナ留学生、担当教員、参列者の感想です。

●学生（チームリーダー）
「まず、富岡は昔から海外との交流が盛んであった地であり、また富岡製糸場誕生150周年という記念すべき年に日本とウクライナという国境を超えた結婚式を挙げることができ、とても嬉しく思います。そして、コロナ禍で様々な制限がある中、式に対する仲間の強い想いから徹底した役割分担や、たくさんの方々のご協力のおかげで心に残る模擬ブライダルを創ることができました。国宝である富岡製糸場の西置繭所での貴重な体験を、これからの講義や将来ブライダル業に携わった際に活かしていきたいと思います。　」

●ウクライナ留学生（新婦役）
「日本の結婚式について新しいことを学びました。またとても親切な人たちに出会えて幸せです。今、私には新しい友達がいます。ウクライナでのロシア戦争についても話してくれた森川先生に感謝しています。私の友人や家族は常に危険にさらされています。戦争に関する情報を広めることは非常に重要です。ウクライナ人は勇敢に戦いますが、支援が必要です。」

●担当教員
「学生が本学ホテル・ブライダルコースに入学し、約半年間のテーマ、人物像（ペルソナ）、コンセプト、カラー設定などのチームプランニングをしました。今回のテーマは大別して3つあります。①国際結婚式を設定し、ウクライナ人と日本人との新郎新婦による式（日英語で挙式）を行うこと。②150周年を記念する世界遺産富岡製糸場を舞台に平和・希望・愛を発信すること。③AR（拡張現実）技術を使用し、ペーパーアイテムを極力削減し次世代のエコ・ウエデイングを実施検証すること。これらの目的の為に、ウクライナ留学生、学生達が一つとなって本物志向の挙式、披露宴をプロデュースすることが出来ました。

●参列者
「学生は1年生でありながら、先生に全てを頼るのでなく自分たちで考え・相談しながら進めており学生の成長を実感できるイベントでした。」

●参列者
「実際参加させていただいて「感動」の一言です。準備段階からチームごとに積極的に話し合い、やるべきことを進めていたのはとても驚きました。模擬ブライダルを通じて経験したこと、得たことは今後の皆さんにとってとても大事になるかと思いますので、他のことにもぜひ活用してください。」

今回の模擬ブライダルでは、包括連携協定を締結している富岡市や、地元結婚式場のマリエール高崎（株式会社ライフシステム）、富岡市の花屋「花の彩華」など、多くの方々の協力で実現した「模擬ブライダル」となりました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。