1. TUCビブリオバトル!

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学長室より

TUCビブリオバトル!

    

「秋深き 隣は何を する人ぞ」。夕暮れもはやくなって「秋深き 書を読みふけて 夢ごごち」かな!―9月15日(水)、読書人には待ち遠しい恒例の「知的書評合戦 TUCビブリオバトル」が開催されました。主催は万巻の書を所蔵するTUC図書館・「メディアセンター」。

コロナ禍で今年もリモートで行われましたが、多くの短大部生・大学生が参加、大いに盛り上がりました。学生たちの自信に溢れた書評のプレゼン、語り口!ミステリーや学園ものから人生論、ビジネス系まで世相を映して幅広く、すぐに読みたくなる本がこんなにあるんだ!と。心豊かに明日への生きる力が湧いてきます。

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参加された学生のみなさん、甘く切ない青春時代、将来への希望と漠とした不安も感じる日常生活を送りながら、よく書に親しみプレゼンもしましたね!

ところで、私自身はといえば、最近読んだ中で、永井陽右著『共感という病』(かんき出版、2021)は印象に残った一冊です。「いきすぎた同調圧力とどう向き合うべきか?」というサブタイトル、コロナ禍でもあり、どんなものかな?と思い手にした本です。

「異文化(間)交流」さらには「多文化共生社会」といった現代のキーワード。身近にも家族や友人の間でさえ、お互いの「共感」なくしては良好な関係は成り立ちそうにありません。著者の永井さんは、政情不安な途上国に長年身を置き、極限状態での人々の言動に接しておられて、「共感」とはいったい何なのか、分かり合うことの難しさとまた大切さがヒシヒシと伝わってきます。

盛況のうちに終了した学内大会―「チャンプ本」も決まり、11月14日(13:00~15:00)には、イオンモール高崎にて「決勝大会」が予定されています。乞うご期待!!なお、当日、TUC附属高校も大会開催予定。

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