1. 学費の考え方について

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学費の考え方について

    

2021年9月1日

学生のみなさま
保護者のみなさま

高 崎 商 科 大 学
高崎商科大学短期大学部
学長  渕上 勇次郎

学費の考え方について

 平素より本学の教育、研究、社会貢献等活動にご理解、ご協力をいただきありがとうございます。また、昨年度から続く新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策及び遠隔授業の実施、度重なる活動基準の変更等にご理解、ご協力をいただき、重ねて御礼申し上げます。
 群馬県では2021年8月17日に、政府より「緊急事態宣言」が発出され、適用期間中は、不要不急の移動や飲食店の利用、感染リスクの高い行動などを自粛するよう強く求められおります。本学も9月から開始する後期授業に関しましては、学生のみなさまの安全および健康の維持を第一に考え、全面遠隔にて実施することと致しました。
 このような状況下において、本学は、昨年度より学生生活や学習支援策としまして、①学生が他の学生に対して相談業務や相互支援にあたることで奨学金を給付するピアサポーター制度、②県外出身者で一人暮らしの学生への家賃補助、③緊急支援として、自宅にて遠隔授業を受けていただくための「ネット環境整備給付金支援」を実施致しました。今年度後期には、④全学生に対し、「食」のサポートとしまして、学内の食堂・コンビニにて使用可能なチケット配布を予定しております。
 授業に関しましても社会全体の感染状況や群馬県の警戒度、近隣都県の状況を注視しつつ、みなさまが学びを継続できる環境を提供できるよう、対策を進めてまいりました。
 そのような中、一部の学生および保護者、学費ご負担者の方々から全面対面授業が行えない状況において、施設利用などに対し、学費(授業料ならびに施設設備費)減額の有無について、ご質問を寄せていただいております。
 つきましては、高崎商科大学・高崎商科大学短期大学部の学費の考え方をお知らせいたします。

 授業料につきましては、学部生は学士号を4年間、短期大学部は短期大学士号を2年間、大学院生は修士号を2年間で取得するための教育を提供し、学士号・短期大学士号・修士号を授与するに足る教育を修了することに対して総額で設定されています。従いまして、感染症より学生を守るため、ある特定な形の授業形態を取ったとしても、学費が上下するものではありません。大学・短期大学部・大学院の学費は、4年間もしくは2年間の教育に対して、必要とされる総額を年数で等分して納めていただいているものになります。
 施設設備費につきましては、キャンパス内の施設(体育館・図書館・パソコン教室など)のための費用であり、オンライン授業を行うためのネット環境を維持する費用なども含まれております。これも学生に還元できる教育環境を整えるために行っております。何年度の入学生に、どの建物の費用をご負担いただく、というものではなく、どの年度に入学された方にも、同じように学費をいただいており、それらの費用を長期的な計画で環境整備に使用させていただいております。

 以上の見地から、本学では学費に対する学生納付金の返還を行うことは考えておりません。新型コロナウイルス感染症による影響が深刻化、長期化する中で、学生のみなさまを感染の危険からお守りしたうえで、どのような状況下であろうと、教育の機会を継続して提供することが使命だと考えております。みなさまと共にこの苦境を乗り越えてまいりたいと強く考えております。何卒ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

以上

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