1. コロナ禍、学生たちの気づき

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学長室より

コロナ禍、学生たちの気づき

    

前回のブログで、日商簿記1級の全国最高点での合格者や令和2年度の公認会計士論文式試験に5名合格などに触れましたが、その後、公認会計士短答式試験にも5名合格しました(6月発表)。新型コロナ問題もあり受験生たちは大変だったと思いますが、会計のメッカでもあるTUCらしい快挙が続きます。

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さて、学内の授業ですが、対面と遠隔によりそれぞれの良さを活かしながら行われています。

ここに、学生たちの声に耳を傾けてみましょう。私の授業を受講している学生たちの提出したレポートからほんの少しばかりですが、ご紹介いたします。

 〈リモート授業・DX〉 Aさん「リモート授業の為に機材を扱うということは、将来の仕事等にも役に立つ。登校時間の短縮により自分の時間が増えるというメリットもある。電車による遅延などの遅刻もなく学生にとってプラスになる。先生方からすると、学生の表情をみながら授業ができないデメリットがある」

 〈経世済民〉 Bさん「感染拡大防止のため、外出が制限され煽りをくらい倒産する企業が後を絶たない。これは周知の事実であるが、この問題に対して政府も補填を行ってはいるが、企業側としては些か不満が残る対応となっている。また政治への関心も高まってきている」 

 〈人間関係〉Cさん「人間関係が大きく変わった。本来は毎日通う大学で、新しい友達ができたり、新たな出会いがあるはずだった。オンライン授業になり、学校の友達よりもバイト先の人や家族などが身近になった。自粛期間を経て、家族と過ごす時間が増えた」

 〈在宅勤務〉 Dさん「一番大きく変化したのは通勤です。都会では毎日満員電車で勤務地へ通勤していましたが、自粛を要請され在宅でもできる効率の良い働き方が発見されたことは、今後に繋がるライフスタイルと思います」

 〈新しい需要〉 Eさん「プライベートでは、ネットショッピングやUber Eats、動画配信サービス、ゲーム、また家のプチリフォーム・DIYなどの家で過ごす時間を充実させるための需要が高まりました」

 〈K字型経済〉 Fさん「消費者の食生活の変化に伴い、ほとんどの飲食業は時短営業、休業要請による売上減少により、厳しい状況が続いている。その一方で、ファストフード店や回転寿司などは同じ飲食業でありながら、黒字を達成している。コロナ禍でテイクアウトやデリバリーの需要が増加している」

 〈ミニマリズム・GX〉 Gさん「巣ごもり消費が活発だ。沢山のモノを購入し、部屋を埋め尽くしても、すぐに飽きてしまう。私の思うミニマリストとは、「モノを減らし、自分にとって本当に大切なことを見つける人」のことである。家の中で自分自身と向き合い、本当の幸せを追求する機会にしたい」

 学生たちはコロナ禍にあっても勉学に勤しみ、またさまざまな発見や体験を重ねています。

 7月になり間もなく七夕祭!キャンパスには、上の写真のように、提灯の飾りつけに五色の短冊が揺れています。「早く平穏な日常に戻ってほしい」「希望の内定がもらえるように」「明るく楽しい人生を」「簿記一級に合格」「皆様が幸せになりますように」などなど。学生たちの思いと願い事が叶いますように!

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