1. 今夏のTUCの出来事から

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学長室より

今夏のTUCの出来事から

    

収まらない新型コロナ問題。40℃超えの猛暑でも、その猛威は一向に衰えをみせません。「正しく恐れ」ながら、注意深く行動しなければなりません。

本学も前期において、大学院・大学・短大部の一部授業を6月から7月にかけて対面で実施したりしましたが、9月半ばからの後期もやむなく遠隔授業での開始予定です。

しかし、状況の変化には機敏に対応し、対面授業への段階的な移行も前期のように進めていきます。

今回は、この夏のTUCの動きから少し紹介してみましょう。

1)〈高大連携・接続教育〉―これまで本学を会場に毎年、開催されてきたホールA夏合宿は、新型コロナ問題により、今回は、本学を拠点に全国各地をZOOMでつないだ「2020遠隔入学体験セミナー」となりました。

北海道札幌東商業高等学校さんから南は鹿屋中央高等学校さんまで約20校の生徒さん、ご指導の先生方、総勢100名近くのご参加をいただきました。ありがとうございます。

年末に予定される日商簿記検定、さらには高校生のみなさんの将来の夢と希望の実現に向けて、意義深いセミナーとなったのではと思います。

「学道の人、すべからく貧なるべし」(道元)―まさしく「学問に王道なし」です。小島一富士先生は、努力すれば「会計の本質」がわかる、「会計の全体像」がつかめると参加者を激励されました。

参加された生徒さん!公認会計士の先輩からも学習のアドバイスや監査の実際などについて貴重なお話が聞けましたね。

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2)〈地元・企業連携事業〉の3.5本の矢プロジェクトから。秋へ向けた「甘楽町プロモーションP」も始動します。これは「甘楽町のレストラン『PRETORIO』への集客を目的」として、甘楽町の知られざる魅力をプロモーションする「実践型のフィールドワーク」で、短大部の「認定OCS(課外学習)」・大学の「短期キャリアプログラム」の科目に相当しています。

「株式会社JIMBA ・甘楽ふるさと館 ・レストランPRETORIO(プレトリオ)」の三者とTUCの連携事業であり、課題発見・問題解決力を養成するアクティブラーニングです。その大いなる成果が期待されます。

もう一つ、市内の「イオンモール高崎」では、本学学生たちが企画・提案したもので、子どもたちの夏休み自由研究をお手伝いするイベントが開かれました。感染予防策を徹底しながら、学生たちは子どもたちを支援する喜びを体験しました。

3)〈大学院・公開講座〉大学院では初の社会人向け「公開講座」が開講されています。担当講師は前田拓生地域連携センター長。人は生涯にわたって学習します。学習を放棄したとたん取り残されてしまいそうです。

大学を卒業したら学びは終わりという、そんな時代は終わりました。地域社会のにぎわいも人々の幸せな生活も、その持続可能性は「ビジネスアイデア創出力」がカギを握っている―日々・時々刻々と変化してやまない内外情勢ですから、社会的実践課題や研究テーマは尽きることがありません。お盆のときにもZOOM にて3回目の開講、前田先生のご熱意が地域の方々へ伝わっていきます。

4)〈海外連携事業〉―828日には、交換留学生の「修了式」が挙行されました。ベトナムのハノイ国家大学、フォンドン大学からの4人の学生さんが、1年間の実り多い学修を終えて帰国されます。私の授業も熱心に受けてくれましたね。コロナの影響で、スケジュール通りの帰国はかなわないかも知れませんが、今後さらに日越友好関係の発展のために、ともにがんばってまいりましょう。

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◇コロナ禍でいつもより短い夏休みになりましたが、9月になりますと後期授業も始まります。遠隔授業を進める中で、状況の変化をみながら、対面授業へ移行していくことになります。在学生のみなさん!どうか宜しくご理解のほどお願い致します。

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