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今年は、新型コロナ問題により卒業式も入学式も中止せざるを得ませんでした。新学期の授業は5月の連休を過ぎて開始、しかも遠隔の形になり、また課外活動などは依然中止のまま、申し訳なく思っております。

ようやく、6月から7月にかけて、政府(県)の休校措置の解除を受け、みなさんのご理解とご協力のもとに、一部ではありますが、大学・大学院・短大部ともに、待ちに待った対面授業に移ることができました。

私たち教職員一同、正門で笑顔のみなさんにお会いできとても嬉しかったです。

新入生のみなさんには、初めての感激の対面！ご入学おめでとうのお祝いのメッセージをお伝えすることができました。

遠隔授業を基本にした一部対面授業の前期は、8月1日まで続く予定でしたが、首都圏の感染症の拡大のなか、7月半ばには対面授業は困難な情勢になり、再び遠隔授業に戻ることになりました。残念というしかありませんが、新型コロナ感染問題―千丈の堤も蟻の一穴から、決して油断することはできません。

私のリモート授業で紹介した一冊ですが、トム・クイン『人類対新型ウイルス―私たちはこうしてコロナに勝つ―』(朝日新書、2020)を読んだりして、いわゆる「スペイン風邪」(1918)や「ロシア風邪」(1890)など「インフルエンザ―インフルエンス(星の影響)のこと―」の歴史や教訓に学ぶことは、直面する新型コロナ問題への身近な対処の仕方にもおおいに役立つと思います。

見通しの立たない新型コロナ問題、逆境は人を育て明るい未来を開くと信じ、心を一つに乗り越えていきましょう！